52. 0x00000036 – INTERNAL_POWER_ERRORとは?
INTERNALPOWERERRORは、Windowsオペレーティングシステムにおいて発生するエラーコードの一つです。
具体的には、エラーコード「0x00000036」という形式で示されます。
このエラーは主に、PCがスリープモードや休止状態から復帰する際に問題が発生したときに現れます。
特にハードウェアやドライバーの互換性の問題が原因となることが多いですが、ソフトウェアの不具合も影響を与える場合があります。
今回の記事では、このエラーについて初心者にもわかりやすく解説し、対処方法や予防策も紹介します。
INTERNAL_POWER_ERRORの背景
このエラーがどのような状況で発生するのかというと、一般的にはサスペンド(スリープ)や休止状態の後、自動的に復帰しようとしたときに、何らかの理由で正常に復帰できない場合です。
例えば、ノートパソコンの場合は、バッテリーが切れてしまったり、接続している周辺機器が競合したりすることがあります。
また、デバイスドライバーが古かったり、不適切な設定がされていたりすると、これが原因でエラーが発生する場合もあります。
このような技術的な背景を理解することで、エラーへの対処法がより容易になります。
原因と対処方法
まずは、INTERNALPOWERERRORが発生する原因を見てみましょう。
以下のような要因が考えられます。
- ドライバーの不具合: 古くなったり、無効になっているデバイスドライバーがエラーの原因となることが多いです。
最新のドライバーに更新することで、多くの問題が解消されます。
最新のドライバーを入手するためには、製造元の公式サイトをチェックすることがおすすめです。
- ハードウェアの互換性の問題: 新しく追加した周辺機器が、既存のハードウェアとの相性に問題を起こす場合があります。
そのため、最近導入したハードウェアを取り外して様子を見るのが良いでしょう。
- システムファイルの破損: Windowsシステムファイルが何らかの理由で破損していると、このエラーが表示されることがあります。
基本的には、それによって発生するさまざまなエラーも併せて修正する必要があります。
これには、コマンドプロンプトを使って”SFC /scannow”を実行する方法が有効です。
- 電源設定の不備: PCの電源設定が不適切である場合も、このエラーが現れることがあります。
特に、スリープや休止状態に関する設定を見直すことで改善される場合があります。
以上の原因を確認した上で、それぞれに対処する方法を紹介します。
最初に試して欲しいのは、セーフモードでの起動です。
PCを再起動したあと、F8キーを連打することでセーフモードに入り、そこで問題を診断することが可能です。
当該モードでは最低限のドライバーだけが読み込まれるため、本格的に問題を把握しやすくなります。
また、定期的にWindows Updateを行うことも忘れずに。
OSのアップデートが終了したら、新たにインストールされた更新プログラムを反映するために再起動が必要になる場合があります。
この過程で新しい改善点が加わり、おそらく以前に遭遇したエラーが出なくなることも期待できます。
その他にも、悪影響を及ぼすソフトウェアやウィルスが存在する可能性もあるので、常に信頼のおけるアンチウイルスソフトを使って、PC環境をクリーンに保つ努力が重要です。
最後に、全体的なメンテナンスとしてディスクのクリーンアップを定期的に行うことも推奨します。
予防策
INTERNALPOWERERRORを未然に防ぐための方法はいくつかあります。
また、このエラーに悩まされないためにも日頃から注意を払うことが大切です。
- ドライバー管理の徹底: ドライバーは常に最新のものを使用するよう心掛けましょう。
利用しているデバイスのドライバーが提供されている場合、直接ダウンロードや自動更新機能を活用して、常時最適な状態を維持してください。
- ハードウェアの選定: 周辺機器を購入する際は、事前に他人のレビューや評価を参考にし、相性問題を回避できる製品を選ぶとよいでしょう。
- 定期的なバックアップ: システム全体のバックアップを行うことで、万が一エラーが発生した際の被害を最小限に抑えることができます。
特に重要なデータは別途保存し、安心材料としましょう。
- 所要のトラブルシューティングツールの習得: Windowsにはトラブルシューティングツールが付属しています。
これを使いこなすことで、迅速にエラーを検知・修正する助けとなりますから、ぜひ活用してください。
これらの予防策は、難しい操作ではありません。
普段から少し意識するだけでも、効果を感じられるはずです。
まとめ
INTERNALPOWERERRORについてご紹介しました。
このエラーは、主にスリープや休止状態からの復帰時に発生することが多いですが、原因は多岐にわたり、ドライバーの不備やハードウェアの互換性、さらにはシステムファイルの破損などが挙げられます。
そして、その対処法としてはドライバーの更新や電源設定の見直し、セーフモードでの診断など様々ありました。
今後同じようなエラーを経験しないためには、定期的なメンテナンスやドライバー管理、そしてシステムバックアップを行うことで、安心してPCを使用できる環境を整えることが求められます。
こうした工夫で、快適なPCライフを楽しんでください。
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