DNSエラーが出る時の原因と対処方法

IT初心者
DNSエラーって何ですか?どうして起こるんですか?

IT専門家
DNSエラーは、ウェブサイトの名前をIPアドレスに変換するDNSサーバーに問題があるときに発生します。これにより、ウェブサイトにアクセスできなくなります。

IT初心者
DNSサーバーを変更する方法はどうすればいいですか?

IT専門家
DNSサーバーの変更は、ネットワーク設定から行えます。具体的な手順は後述しますが、一般的には「IPv4のプロパティ」でDNSサーバーのアドレスを入力します。
DNSエラーとは何か
DNS(ドメインネームシステム)エラーは、ウェブサイトを表示しようとした際に発生する問題です。通常、ウェブサイトの名前(例:www.example.com)はドメイン名と呼ばれ、これをインターネット上のIPアドレス(例:192.0.2.1)に変換する役割を果たします。この変換作業を行うのがDNSサーバーです。
DNSエラーが発生する主な原因には以下のようなものがあります。
DNSエラーの主な原因
1. DNSサーバーの不具合
自宅や会社で使用しているDNSサーバーがダウンしている可能性があります。これは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)が提供するDNSサーバーに問題が発生している場合によく見られます。
2. ネットワーク設定の誤り
ネットワーク設定が正しくない場合、DNSリクエストが正しく行われず、エラーが発生します。特に手動で設定を変更した場合は注意が必要です。
3. キャッシュの問題
ブラウザやOSのDNSキャッシュが破損していると、古い情報が使われてしまい、正しいサーバーにアクセスできなくなります。
4. セキュリティソフトの影響
ファイアウォールやウイルス対策ソフトがDNSリクエストをブロックしている場合、正常にウェブサイトにアクセスできません。
DNSエラーへの対処方法
DNSエラーが発生した場合、以下の手順で対処できます。
1. DNSサーバーを変更する
DNSサーバーを変更することで、問題を解決できる場合があります。以下は、一般的なDNSサーバー(Google Public DNSやCloudflare DNS)への変更手順です。
2. Google Public DNSを使用する方法
- Windowsの場合
- コントロールパネルを開き、「ネットワークと共有センター」を選択します。
- 接続中のネットワークをクリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、以下のアドレスを入力します。
- 優先DNSサーバー:8.8.8.8
- 代替DNSサーバー:8.8.4.4
- 設定を保存し、再起動します。
- macOSの場合
- システム環境設定を開き、「ネットワーク」を選択します。
- 接続中のネットワークを選び、「詳細」をクリックします。
- 「DNS」タブを選択し、「+」ボタンで以下のアドレスを追加します。
- 8.8.8.8
- 8.8.4.4
- 設定を保存します。
3. DNSキャッシュをクリアする
DNSキャッシュをクリアすることで、古い情報を削除し、正しいDNS情報を取得できます。
- Windowsの場合、「コマンドプロンプト」を管理者として開き、以下のコマンドを入力します。
ipconfig /flushdns
- macOSの場合、「ターミナル」を開き、以下のコマンドを入力します。
sudo killall -HUP mDNSResponder
4. セキュリティソフトの設定を確認する
ファイアウォールやウイルス対策ソフトの設定を見直し、DNSリクエストがブロックされていないか確認します。
まとめ
DNSエラーは、正しいDNSサーバーの設定やキャッシュのクリアで解決できる場合が多いです。問題が解決しない場合は、ISPに問い合わせることも検討しましょう。正しい設定を行うことで、ウェブサイトへのアクセスをスムーズに行えるようになります。

